Blenheim Point

主に英国(リーズ大学)と米国(イリノイ大学)の留学について記載しています。

【勉強8】後期エッセイ提出完了

6月1日が締め切りだった人権法のエッセイを提出し、無事に後期のエッセイの提出が完了しました。これで残すはDissertationだけです。

 

今期は①Corporate Finance and Securities Law  ②International Human Rights Law ③Competition Law ④International Banking Law and Financeの4科目をとっていました。②の人権法だけ前期からの通年科目、残りは後期の単独科目になります。率直なところ、今期の科目だと①・②以外にあまり興味を惹かれるものがなく、③と④は単位のためにやむを得ず=楽そうな科目にしてしまいました(ごめんなさい)

 

④については元々Conflicts Law(抵触法。要は国際私法)をとっていたのですが、少人数すぎてびしばし当てられる+パワポの資料が乏しく復習がしづらいという理由でラクそうなBanking Lawに変えたんですが、そんな不埒な考えで履修したバチがあたったのかエッセイ課題は③と④が難しく、5月中は毎日ウンウン唸りながらエッセイらしきものをひねり出し、最後はええいままよと諦め半分でなんとか期限内に提出しました。

 

International Business Lawコースの場合は180creditから卒論(60credit)とリサーチ(15credit)を抜いた105creditを普通の(?)モジュールで稼がなければいけないのですが、半期1モジュール15credit固定なのでどうしても前期3モジュール、後期4モジュール、あるいはその逆とどうしても1モジュール分偏りが出てしまいます。大学からは4→3ではなく3→4で組むように推奨されており、自分もそれに従いました。

 

結果、前期よりも1科目分エッセイの数は多かったのですが、特に前期より負担が増した感じはしませんでした。前期でエッセイの書き方や文献の集め方に慣れたところがあったのが大きいです。なので、取りたい科目が前期にとれなくなるという事情がなければ大学側の推奨どおり3→4で組んだ方がいいかなあと思います(とはいえ個人的には前期のbankruptcy lawをあきらめざるを得なかったので、4→3で組んでも良かったかも?という思いもあります。結果論ですが。)

 

卒論の指導も始まりました。自分の指導教員はAshurstのパートナーを退職しこの夏からLeedsに着任する(なのにコロナのせいで着任後まだ大学に立ち入ることすらできていない気の毒な)教員で、僕の残念すぎる英語力にも辛抱強く指導をしてくださっています。日本では大事務所のパートナーが大学の教員に転向する例は聞いたことがありませんが、イギリスでは違うのかもしれません。ちなみに若手の実務家がアカデミアに入る例も日本では稀ですが、こちらのパターンは英国では珍しくないようです(私の履修した科目のうち1/3ぐらいは法曹有資格者+数年の実務経験あり)。ある程度卒論に目途がたったら、このあたりの話も聞いてみたいなと思っています。