Blenheim Point

主に英国(リーズ大学)と米国(イリノイ大学)の留学について記載しています。

シャンペーン・アーバナのお買い物マップ

昨日の薄切り肉の件を書いてて思ったのですが、シャンペーン周辺のお買い物事情(主にスーパー)をまとめておけば、これから生活を立ち上げる方の時間の節約になるかなあと思い、ぱぱっとマップを作ってみました。果たして需要はあるのかという思いもありますが、未来のシャンペーン留学生の方のお役に立てば嬉しいです。

 

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赤いピンがアジア食材店、青いピンが普通のスーパーです。グレーのピンのうち、北にあるのが大学の中心部(Illinoi Union)、南にあるのがロースクール棟になります(ロースクールの僻地っぷりが可視化されてつらいですね)。

以下、雑感です。個人的には1番のFIMと4番のCounty Marketで必要十分です。

1 Fresh International Market(FIM)

昨日書いた、シャンペーン・アーナバ地域でもっとも品揃えの良い(たぶん)アジア食材店です。日本の基本的な生活調味料は大体手に入ると思います。野菜や果物の売られ方も、日本と同じように個別にパッケージされて売られています(量り売りではない)。

2  AM-KO Oriental Foods

FIMの規模を小さくした(1/4ぐらい?)アジア食材店です。お米やインスタント麺のような生鮮食品ではないものの品揃えはFIMと比べても遜色ないと思います。あとFIMにはなかった日本酒も売ってました。ただそれ以外の品揃えはFIMに軍配が上がります。キャンパスタウンから近いのはAMKO、ダウンタウンから近いのはFIMですが、AM・FIM間も1ブロック程度の距離しかありません。

3 Far East Grocery

店名こそFar Eastとなっていますが、日本食材・韓国食材もそれなりに多いFIMやAMKOに比べ、こちらは中国系食材・商品によりフォーカスしています。店員さんも中国の方、お客さんも中国の方、使われる言語も中国語、といったように中国ローカルのお店という感じです。香辛料をはじめ日本では見慣れない食材もあり、その点でFIMやAMKOと差別化しているのだろうなと感じます。FIM・AMKOに比べ店内は狭くて雑然としており、日本人であればあえてここに来る必要性は高くない気がしました。

(日本の百均を彷彿とさせる狭さ)

4 County Market

シャンペーン・アーバナ地域では一番バランスのとれたスーパーかと思います。食料品(生鮮品・加工品・菓子類・調味料etc)や生活用品(バス用品・薬・掃除器具)を幅広くそろえており、店内も広いです。値段も高くなく、またキャンパスタウンからのアクセスも良いので、私は一番ここをよく使います。学生客も多いですが、学生じゃない近隣住民の方も多く来店されており、まさに地域のスーパーといった感じです。

5 Target

キャンパスタウンのド真ん中(というよりキャンパス内)にあるスーパーです。端的にいえばここは学生向けのスーパーという感じで、County Marketより生活用品が充実しており、布団や部屋着、収納箱、延長コードといった室内用品も揃っています。最低限の荷物だけもってシャンペーンにきた学生も、ここに駆け込めば新生活をスタートできるようなイメージです。Amazonをはじめ他のECサイトで買うより、Targetで買うほうが安く上がる場合が多いので、初期はここに足を運んで一通り必要なものを揃えるのが良いかと思います。

生活用品とは対照的に食料品の品揃えは悪く、特に生鮮食品は絶望的です(申し訳程度に果物がちょっと置いてあるくらい)。利用客は学生さんがほとんどを占め、お昼時や夕方はレジ待ちの長蛇の列ができています。TargetからCounty Marketは歩いて5分もかからないので、シャンペーンに到着してすぐの立ち上げ期以外は、あまりわざわざこちらに来る機会もないかと思います。

6 Schnucks

1~5はいずれもシャンペーンエリアのスーパーですが、こちらはアーバナエリアのスーパーになります。品揃えのラインナップや売り場面積はCounty Marketとあまり変わりませんが、こちらの方が若干ながら高級路線&ちょっと珍しいものも売っているような気がします。

キャンパス東の住宅地エリアに住んでいる場合、バスを使わないといけないCounty Marketに比べ、こちらは歩いてくることができるという利点があります(Lincoln Squareの西側からだと20分、東側からだと10分ぐらい)。逆にキャンパスタウンやキャンパス西からだと直通のバス路線がなく、いったんLincoln Squareで降りてそこから10分ほど歩く必要があるので、County MarketではなくわざわざSchnucksに来る人はいななさそうです。

7 Lincoln Square(Common Ground)

同じくアーバナエリアにある大きなショッピングモールもどきです。「もどき」なのは、いまは営業しているテナントがかなり少なく、ショッピングモールとしてまともに機能している状態ではないためです。日中にいっても閑古鳥が鳴いており、日本における地方の衰退したアーケード街を彷彿させます。

地元の方に伺ったところによれば、10年以上前はSchnucksや(郊外の)Walmartがまだなく、アーバナの買い物の中心地はここだったのだとか。確かに、建物自体はとても大きく、駐車場も広大で、かつての栄華(?)を感じさせます。数少ないまともに生き残っているテナントの1つがCommon Groundというスーパーで、売り場面積は小さいながらも自然派・高級路線な感じの食材やお酒が揃っています。日本でいうとまさに成城石井みたいな雰囲気ですね。

品揃えの点でSchnucksとは明確に差別化されており、客層も店員の方の接客態度も雲泥の差があります。とはいえやはり品揃えの偏りは顕著で、僕もたまにワインを買いに行ったりしていますが、逆に言えばワインを買うぐらいしか用途がないです。

(番外編)WalmartCostco

地図には載せていませんが、シャンペーンとアーバナの郊外にそれぞれ大型スーパーがあります(シャンペーンはWalmartCostco、アーバナはWalmart)。売り場面積はとにかく広く、↑のスーパーにはない家電や自転車なども売っており、日本のホームセンターのようなイメージです。

ただバスで行くにはとても面倒で本数も少なく、基本的には自家用車で行くことが前提になります。日用品であれば上記のスーパーで十分事足りてしまうので、単身者だとあまり行く実用性がないかもしれません(私も行ったのは自転車を買おうか迷ってたときくらいです。車はないのでUber呼んでいきました。)。とはいえ本場のWalmartの広大さはなかなか壮観で、半ば観光的な意味で「米国の郊外型スーパー」を見に行くのは面白いと思います。

(お店の前の道路はこんな感じ。周りになーんにもありません)

(衣料品売り場も充実)

(自転車。価格帯は1万ドル~)