Blenheim Point

主に英国(リーズ大学)と米国(イリノイ大学)の留学について記載しています。

【生活7】図書館関係

リーズ大は図書館がいくつかありますが、文系はエドワードボイル(Edward Boyle Library)かレイドロー(Laid Law Library)を主に使うことになります。

 

1.エドワードボイル

一番の中心かつ最大の図書館で、専門性の高い本や年季の入った本の多くはここにあります。地下には紙媒体の各種ジャーナルも保管されているため、私もよく法律関係のジャーナルをコピーしにいっています。LLMのEssayやDissertationを書くにあたってはここが1番良く使います。

 

パノプティコン

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(*この画像のみリーズ大のページから拝借)

 

2.レイドロー

学部生向けの図書館で、蔵書数はレイドローより少ないです。ただ教科書や参考文献に指定されるような本の配架に力を入れており、人気の本は複数冊用意、さらに人気の本はHighly Demanded Zoneに置いて貸し出し禁止(=いつでも閲覧できるよう)にするという徹底ぶりなので、授業の準備には最適です。建物も新しく機能的で、ディスカッションスペースやサイレンスゾーン(自習用エリア)も用意されています。

 

紫基調の謎センス

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閉館時間(24時)直前でも結構人がいます

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3.ブラザートン

上記とは別にブラザートンがあり、かつての中央図書館的な位置付けだったようです。いかにもイギリスの大学の図書館!という感じの趣の深さはなかなかのものです。蔵書の多くはエドワードボイルに移され、図書館としての機能は失われつつありますが、空いているので自習や読書にはもってこいです。

 

円状のイケてる配置。

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年季入ってますねえ

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どの図書館も貸し出し・返却はすべて自動化されており、学生証をスキャンしたあと、本のバーコード(内側にある図書館用のもの)を読み込ませると貸出完了です。返却は返却用のベルトコンベアに乗せるだけ。

 

貸出期間は7日間で、他の人の予約が入らない限り自動延長されます。更新する必要がないため部屋に大量の本をおいておけるのがありがたいです。期限徒過の制裁は厳しく、1日あたり5£の罰金が科されます。

 

目当ての本が貸し出されてしまっている場合、ネットから予約ができます。ログインページがよくわかんない場所にあるのでこちらをブックマークしておくと便利です(ログインした状態じゃないと電子ジャーナルもredirectできません)

https://leeds.primo.exlibrisgroup.com/discovery/login?vid=44LEE_INST:VU1

印刷、コピー、PDF化、全部図書館に備え付けのプリンターでできます。

 

①現金決済できないので、事前に自分のアカウントにチャージしておく必要あり。チャージは図書館のアカウントではなく、ミネルバから行う(紛らわしい…)。右上のアイコンから「Buy Printer Credits」を選択して「My Print」にログイン。IDは大学のメルアド。My Printまでいけばその先はたぶんわかるので割愛。

②学生証をもって大学図書館へ行く。学生証がないと入館不可。

③プリンターを見つける。プリンターの横に学生証をスキャンする機械があるのでそこに学生証を通すとプリンターと①でチャージした自分の個人情報が同期される。あとは普通に使うだけ。

 

注意点としては印刷の値段がバカ高いことですかね。50頁前後の印刷で20£前後とられた気がします。というわけで初期コスト(HPの安いやつで40£ぐらい)+インク代はかかりますがプリンターは買ったほうがいいと思います。

 

LawのEssayは最終的にはどれだけ論文を読み込めたかという物量勝負的な側面があるので、どんどん印刷して読んで引用しておけばなんとかなります。文献管理がクラウドで完結できるに越したことはないのですが、絶対量が多いのとちゃんと読み込む必要があるので私は印刷派でした(提出後に山積した論文を一気にゴミ箱に放り込む爽快感は何物にも代えがたいものがあります)